外国の通貨を交換するのがFX

FXとは、何かと聞かれてもなかなか答えづらいかもしれません。FXとは、「外国為替保証金取引」のことです。アメリカなどの英語圏では、外国為替を「Foreign eXchange」と呼びます。その頭文字「F」と「X」を取って、「FX」と呼ばれるようになりました。ちなみに、外国では、「Forex(Foreign exchange)」と呼ばれています。

一言でFXを説明すると「お金を買って、お金を売る」ことです。世界中にはたくさんの国があり、各国が独自の通貨を使用しています。例えばアメリカなら「ドル」、ヨーロッパなら「ユーロ」、そして私たち日本の「円」などがあります。この通貨を交換し合うことがFXです。

外貨を使った取引となると、あまり馴染みのない方も多いと思います。ですが、FXは為替取引をしているだけです。為替取引はごく普通にある取引方法です。為替とは本来、現金移動を伴わない送金方法のことなのです。携帯電話の支払いをクレジットカードで決済したりするのも為替取引のひとつです。

そのお金のやり取りを外貨に変えたのがFXです。FXでは、この外貨の交換し続けることで自分が思ったとおりの為替レートが変動すれば、それが利益になります。

5つのリスクをしっかり理解 - 信用リスクを回避

FX取引をする際の環境づくりというのはとても大切です。2005年に金融先物取引法が改正され、資金に乏しいようなFX業者がいなくなり、資産を安心してFX業者に預けることが出来ています。しかし、ここ数年で多くのFX業者が破綻・統合しています。

有名なところですと、フォレックストレード・トレイダーズFX・EMCOMなどが大手のFX業者に統合されています。少し前には、倒産し証拠金を返還しないFX業者もいました。こういった事件をきっかけに、金融庁が動き出しています。FX業者に対して、FX取引関連の改正内閣府令 (全額信託保全義務)が完全実施されています。

悪徳なFX業者に関わらないためにも、重要なのが会社の資本力です。親会社に大手の証券会社や商社などがバックについていれば安心していいと思います。一番いいのは信託保全を導入しているところです。ただし、2010年2月から信託保全の義務化が始まっていますので、国内の業者は信託保全を導入している安心出来るFX業者だといえます。

FXの口座開設をする際に、取引条件も重要ですが、もっと、根本的なその会社にお金を預けても大丈夫なのかとという事を調べてから、スプレッドやスワップのことを確認しましょう。

5つのリスクをしっかり理解 - システムトラブルによるリスク

FXは、インターネット回線を利用して、パソコンやスマートフォンでの画面上で売買注文するのが主流です。パソコンの不調やインターネット回線のトラブルやFX業者のサーバーが落ちてしまうことなどが起きた場合、その間一切の取引及び注文ができなくなります。

その間に為替相場が大きく変動し、その間の利益を逃したとか、あるいはロスカットを止められなかったというようなリスクもあります。こうしたリスクを回避するには、決めた以上の損失がでた場合、それ以上、損失を膨らませないための『ストップロス注文』が有効です。たとえば、ドル円を85.00で1万通貨買ったとして、仮に「84.00まで相場が下落したら損切りをする」などといった注文を出すことがFXでは可能です。

投資家側のシステムトラブルも考えられますのでそちらのトラブルもストップロス注文は有効です。また、FX業者のシステムトラブルのリスクは複数のFX業者の口座を持つことでこのリスクを回避することが出来ます。

5つのリスクをしっかり理解 - レバレッジのリスクは回避可能

FXといえば、レバレッジに目がまず行くと思います。でも、FXはリスクのある投資ですので誰にでも薦められる商品ではありません。その人が投資に使える資産状況・知識・経験などを加味しすることでレバレッジのメリットが生まれます。

簡単に言ってしまえば、高いレバレッジになればなるほど、ハイリスク・ハイリターンな投資になります。たとえば、10万円という資産を持っていて、米ドル円を5万米ドル買ったとしたら、自分の予想と反対方向に相場が変わると余剰資金(口座資産-証拠金=余剰資金)が100%を割り込むことになり、その時点でロスカットになります。

FX初心者の場合、まずは低いレバレッジから始めることを推奨します。膨大な利益を狙わない代わりに、小さな損にするのです。FXに慣れるまでは、無茶はしないこと。これがうまくFXで勝つコツです。まずはレバレッジ5倍~10倍からはじめ、損切りも口座資産の4%程度までと自分でルールを作ってFXトレードをすることがレバレッジをうまく活用出来る方法です。

5つのリスクをしっかり理解 - 金利変動のリスク

FXでは、他国の通貨を交換する取引なので、ポジションを決済しない限りは金利差(スワップポイント)が発生します。この金利の変動には、スワップポイント(2通貨間の金利差調整分)が大きく影響します。金利変動リスクとは各国の金利水準(政策金利)変動によるリスクです。スワップポイントは各国の経済状況や金融政策などを反映しますので、金利水準も刻々と変動しています。したがって、常に受け払いする金利が一定とは限りません。

また、FXではスワップ運用という手法があります。日本円を売り、高金利の通貨(オーストラリア・ドルなど)を購入し、この金利差を利用してスワップを受け取るというものです。2011年3月現在のオーストラリアドルと日本円の金利差は約4.25%あります。1日あたり(1万豪ドル)100円前後受け取れる計算になります。

ただし、FXには為替変動リスクがあります。そのため、スワップで利益が発生しても為替差損で結果的にマイナスになることも少なくありません。また、高金利通貨だからといって、マイナーな通貨(新興国の南アフリカランド、トルコリラなど)を購入すると、価格が不安定な場合がありますので注意が必要です。